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解体工事の流れと期間|契約から更地引き渡しまで何日かかる?

2026/10/13

木造30坪の住宅なら、解体作業そのものは7〜10日程度です。ただし、業者探しから更地の引き渡しまでを含めると、1か月半から2か月みておくのが現実的です。

見落とされがちなのが、着工前の準備期間です。建設リサイクル法の届出は着工の7日前まで、ライフラインの停止手続きにも日数がかかります。この記事では、契約から引き渡しまでの全工程と各段階の所要日数を、市川市で創業60余年の解体工事会社「株式会社藤信建業」が解説します。

解体工事は全部で何日かかる?

現地調査から更地の引き渡しまで、木造30坪でおよそ1か月半〜2か月が目安です。

段階所要期間の目安
業者選び・現地調査・見積もり1〜2週間
契約・各種届出・ライフライン停止2〜3週間
近隣挨拶・足場設置1〜2日
解体作業7〜10日
整地・引き渡し1〜2日
建物滅失登記解体後1か月以内に申請

売却や新築の予定がある場合は、逆算して2か月以上前から動き始めてください。「来月中に更地にしたい」という相談は多いのですが、届出の期限があるため物理的に間に合わないことがあります。

着工までに何をすればいい?

業者選び、契約、届出、ライフラインの停止、残置物の片付けの5つです。

順番に見ていきます。

  1. 現地調査と見積もり(1〜2週間):建物の構造、前面道路の幅、隣家との距離、付帯物を確認します。複数社から見積もりをとる場合はこの期間が延びます。

  2. 契約(数日):工事範囲、工期、支払い条件を確認します。どこまでが工事に含まれ、何が出たら追加になるかを書面で確認してください。

  3. 建設リサイクル法の届出(着工の7日前まで):延べ床面積80平方メートル以上の建物解体が対象です。届出義務は発注者にありますが、通常は業者が代行します。

  4. アスベストの事前調査:現在は原則すべての解体工事で必要です。解体部分の床面積合計が80平方メートル以上の工事は、国への報告も必要になります。

  5. ライフラインの停止(2週間程度):電気・ガス・電話・インターネットは解体前に停止します。水道は残す場合があります。解体時の散水に使うためです。停止のタイミングは業者に確認してください。

残置物の片付けは、この期間に済ませておくと費用を抑えられます。家具や家電が残っていると産業廃棄物として処分費がかかるためです。まず処分する物と残す物を明確にしてください。長く空き家になっていた実家などでは、貴重品や思い出の品が混在していることが多く、仕分けに時間がかかります。自治体の粗大ごみ回収を併用すると費用を抑えられます。

見積もりの段階で、解体費用と残置物処分費用が分けて記載されているかを確認してください。費用負担の透明性を保つためです。

解体作業の順番はどうなっている?

足場設置 → 内部の手壊し → 屋根 → 上層階から下へ → 基礎 → 整地の順です。

上から順に、そして内側から外側へ進めるのが基本です。

順番工程日数の目安
1足場・防音防じんシートの設置1日
2内装材・建具の手壊しと分別2〜3日
3屋根材の撤去1日
4上層階から躯体の解体2〜3日
5基礎・土間コンクリートの撤去1〜2日
6地中の確認・整地・清掃1〜2日

内装材を先に手で壊すのは、廃材を種類ごとに分けるためです。木材、石膏ボード、金属、コンクリートを混ぜてしまうと、分別されていない廃棄物として処分費が上がります。建設リサイクル法でも分別解体が義務づけられています。

当社では擁壁の解体でも、土の搬出、コンクリートの破砕、鉄筋の分別、ガラと鉄筋の搬出という工程を繰り返して進めます。分別を徹底することが、適正な処理と費用の抑制の両方につながります。

工期が延びるのはどんなとき?

天候、地中埋設物、アスベスト、近隣対応の4つが主な要因です。

  • 天候:強風の日は高所作業や解体作業ができません。粉じんが飛散するためです。大雨でも作業を止めます。梅雨時期や台風シーズンは、数日の余裕をみてください。

  • 地中埋設物:解体して初めて見つかる古い基礎、浄化槽、井戸などです。撤去に日数と費用が追加でかかります。

  • アスベスト含有建材:事前調査で含有が判明した場合、法令に沿った除去作業が必要になります。工程が大きく変わることもあります。

  • 近隣対応:苦情への対応で一時的に作業を止めることがあります。事前の挨拶を丁寧に行うほど、この可能性は下がります。

近隣への挨拶と工事中の配慮については『解体工事の近隣トラブルを防ぐには?挨拶のタイミングと業者側の対策を解説』で詳しく解説しています。

工事が終わったら何をすればいい?

立ち会いで整地の状態を確認し、産業廃棄物管理票(マニフェスト)を受け取り、建物滅失登記を申請します。

引き渡し時の確認ポイントは次のとおりです。

  1. 整地の状態:土地が平らにならされているか、ガラが残っていないか

  2. 境界の確認:境界標が動いていないか、破損していないか

  3. マニフェストE票の写し:廃材が適正に処分された証明です。補助金を使う場合は申請書類としても必要になります

  4. 完了写真:工事前後の記録を受け取ります

建物滅失登記は、不動産登記法第57条により、表題部所有者または所有権の登記名義人が、滅失の日から1か月以内に申請しなければならないと定められています。申請を怠ると過料の対象となる可能性があり、建物がないのに固定資産税が課税され続けることもあります。土地家屋調査士に依頼するか、自分で法務局に申請します。

なお、建物がなくなると住宅用地の特例が外れます。この特例は、200平方メートル以下の部分(小規模住宅用地)で固定資産税の課税標準を6分の1に、200平方メートルを超える部分で3分の1に軽減するものです。更地にすると軽減がなくなるため、土地の固定資産税は上がります。売却や新築の予定と合わせて、解体の時期を検討してください。

解体後の土地はどうする?

売却、駐車場、新築、そのまま保有のいずれかです。用途によって必要な工事が変わります。

更地のまま保有する場合でも、雑草対策や近隣への配慮が必要になります。駐車場として活用するなら、整地に加えてアスファルト舗装やライン引きが必要です。

当社は千葉県知事許可(特-7)第6678号のもと、解体工事業に加えて土木工事業・ほ装工事業の許可も受けており、解体から舗装・外構工事まで自社施工で対応しています。実際に、築50年ほどの木造アパートを解体した後、オーナー様のご要望でアスファルト舗装とライン引きを行い、駐車場として運用いただいた実績もあります。このときは実働10日ほどで完了しました。解体して終わりではなく、その後の使い方まで含めてご相談いただけます。

よくある質問(FAQ)

解体工事は何日で終わりますか?

木造30坪の住宅で、解体作業自体は7〜10日程度です。準備期間と引き渡しを含めると1か月半〜2か月みておくと安心です。鉄骨造やRC造では、これより長くかかります。

工事中は立ち会う必要がありますか?

毎日の立ち会いは不要です。ただし、着工前の近隣挨拶と、完了時の引き渡し確認には立ち会うことをおすすめします。工事中に判断が必要な事態(地中埋設物が出たなど)が起きた場合は、業者から連絡します。

電気や水道はいつ止めればいいですか?

電気・ガス・電話は解体前に停止します。水道は散水に使うため残すことが多く、業者の指示に従ってください。停止の手続きには2週間程度かかることがあるため、早めに動いてください。

雨の日も工事はしますか?

小雨程度であれば作業しますが、大雨や強風の日は中止します。安全確保と粉じん飛散防止のためです。工期には天候による予備日を含めて計画します。

解体工事のご相談は藤信建業へ

市川市・船橋市・浦安市・松戸市・江戸川区周辺で解体工事をお考えなら、地元で60余年の株式会社藤信建業にご相談ください。届出の代行から近隣対応、解体後の舗装・外構工事まで自社施工で一貫対応します。

株式会社藤信建業

  • 所在地:千葉県市川市新田3-18-9

  • 電話:047-370-2552(受付 10:00〜17:00)

  • 公式サイト:https://www.kk-toushin.jp/

▶関連記事:『【2026年版】市川市の解体工事費用相場|木造・鉄骨・RC別の坪単価と総額目安』


参考・出典