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そのブロック塀は大丈夫?危険なブロック塀のセルフ診断6項目と対処法

2026/10/13

ブロック塀が安全かどうかは、6つの項目を目で見て確かめれば大きく判断できます。高さ2.2m以下か、厚さは10cm以上か、控え壁があるか、基礎はあるか、傾きやひび割れはないか、鉄筋は入っているか。この6点です。

1つでも当てはまらない項目があれば、地震や強風で倒れる危険があります。この記事では、国土交通省が示す点検のチェックポイントをもとに、自分でできる診断方法と、危険と分かった場合の対処法を、市川市で創業60余年の解体・外構工事会社「株式会社藤信建業」が解説します。

危険なブロック塀を見分ける6項目とは?

国土交通省は、ブロック塀の安全点検として次の6項目を示しています。

#点検項目安全の基準
1高さ地盤から2.2m以下か
2厚さ10cm以上か(高さ2mを超える塀は15cm以上)
3控え壁高さ1.2mを超える塀は、長さ3.4m以下ごとに高さの1/5以上突き出た控え壁があるか
4基礎コンクリートの基礎があるか(高さ1.2m超は丈35cm以上・根入れ30cm以上)
5傾き・ひび割れ傾き、ひび割れがないか
6鉄筋直径9mm以上の鉄筋が縦横80cm間隔以下で入っているか

1〜5はメジャーと目視で確認できます。6の鉄筋だけは外から見えないため、建築時の図面を確認するか、専門業者に調べてもらう必要があります。

控え壁が必要なのは高さ1.2mを超える塀です。腰高の低い塀に控え壁がなくても、それだけで基準違反にはなりません。

なお、れんが造や石造などの組積造の塀は基準が異なります。高さは1.2m以下、厚さはその部分から壁頂までの垂直距離の1/10以上、控え壁は長さ4m以下ごとに厚さの1.5倍以上突き出たもの、基礎の根入れは20cm以上が基準です(建築基準法施行令第61条)。

ブロック塀は何段まで積んでいい?

ブロックの標準的な高さは20cmなので、2.2mの基準はおよそ11段が上限にあたります。ただし段数だけで安全性は決まりません。

高さが基準内でも、厚さが足りない、控え壁がない、基礎が浅いといった条件が重なれば倒壊のリスクは高まります。高さ1.2mを超える塀では、基礎の根入れ深さが30cm以上必要とされています。

古い塀では、地盤面から2.2m以内に見えても、盛土や擁壁の上に立っていることがあります。この場合は実質的な高さが基準を超えるため、より慎重な判断が必要です。

鉄筋が入っていないブロック塀は違法ですか?

現在の建築基準法の基準を満たしていない塀は「既存不適格」と呼ばれ、ただちに違法とはなりませんが、安全上は問題があります。

建築基準法は改正を重ねており、古い塀は建てた当時の基準で施工されています。そのため、いま新しく建てれば基準違反になる塀でも、当時は適法だったというケースがあります。これが既存不適格です。

ただし、既存不適格であっても所有者の管理責任は免除されません。民法第717条は土地の工作物に瑕疵があって他人に損害が生じた場合の責任を定めており、まず占有者が責任を負い、占有者が必要な注意をしていた場合は所有者が賠償責任を負うと規定しています。ブロック塀もこの工作物にあたります。

過去の地震では実際に被害が出ています。1978年の宮城県沖地震では死者16人のうち11人がブロック塀の倒壊によるものでした(仙台市公表)。2018年の大阪府北部地震でも、高槻市の小学校でブロック塀が倒壊し、児童が亡くなる事故が起きています。これを受けて、多くの自治体が撤去費用の補助制度を設けました。

なお、実際の責任の有無は塀の状態や地震の規模など個別の事情によって判断されます。具体的なご心配がある場合は弁護士など専門家にご相談ください。

外から鉄筋の有無を確認する簡易な方法として、鉄筋探査機を使う方法があります。専門業者に依頼すれば調査できますので、築年数の古い塀で不安がある場合はご相談ください。

ブロック塀は強風で倒れますか?

倒れます。とくに基礎が浅い塀、控え壁がない塀、鉄筋が入っていない塀は、台風の強風でも倒壊する危険があります。

地震は横揺れで塀を倒しますが、強風は塀の面全体を押します。長くて高い塀ほど風を受ける面積が大きく、控え壁がなければ力を支えきれません。近年は大型の台風が増えており、地震だけを想定した点検では不十分です。

とくに注意したいのが、目隠しのために後から積み増した塀です。上に積んだ部分は鉄筋がつながっていないことが多く、風や揺れで上部だけが崩れることがあります。

ブロック塀の寿命はどのくらい?

一般には30年程度が目安とされています。ただし施工の質や環境によって差があります。

コンクリートは経年でひび割れが生じ、そこから雨水が浸入します。内部の鉄筋が錆びると膨張し、さらにブロックを押し広げます。この繰り返しで強度が落ちていきます。

劣化のサインは次のとおりです。

  • 表面に白い粉がふいている(エフロレッセンス)

  • 縦横の目地に沿ってひび割れがある

  • 鉄筋が錆びて表面に茶色いしみが出ている

  • 触ると表面がボロボロと崩れる

  • 塀全体、または一部が傾いている

築30年を超え、これらのサインが複数ある塀は、補修よりも撤去を検討する段階にあります。

危険と分かったらどうすればいい?

補修で済むか、撤去が必要かを判断します。基準を満たしていない塀は、補修しても基準には適合しません。

判断の目安は次のとおりです。

状態対処
表面の軽微なひび割れのみ、高さ・厚さ・控え壁は基準内補修で対応可能
傾いている、基礎が露出している撤去を検討
高さ・厚さ・控え壁が基準を満たしていない撤去して作り直すか、フェンスに変更
築30年超で劣化のサインが複数ある撤去を推奨

高さや控え壁の基準を満たしていない塀は、表面を補修しても構造上の弱さは残ります。応急的に補強金具を付ける方法もありますが、根本的な解決にはなりません。

撤去する場合、市川市では危険コンクリートブロック塀等除却事業の補助を受けられる可能性があります。道路に面した危険な塀が対象で、撤去費用の3分の2(上限20万〜30万円)が補助されます。対象や申請の流れは『市川市のブロック塀撤去|危険ブロック塀除却補助金の使い方と撤去費用の相場』で解説しています。

点検は誰に頼めばいい?

外構工事や解体工事を手がける建設会社に相談できます。市町村の建築指導担当窓口でも、制度や基準について確認できます。

点検自体は所有者でも行えますが、鉄筋の有無や基礎の状態は外から判断できません。とくに次の場合は専門業者に見てもらってください。

  • 通学路や人通りの多い道路に面している

  • 高さが1.2mを超えている

  • 築年数が分からない、または30年以上経っている

  • 傾きやひび割れが目で見て分かる

当社は千葉県知事許可(特-7)第6678号のもと、解体工事業を含む5業種の建設業許可を受けています。ブロック塀の状態確認から撤去、撤去後のフェンス設置まで自社施工で対応します。擁壁の解体実績もあり、コンクリート構造物の扱いには慣れています。市川市は住宅が密集した地域が多く、塀が倒れれば隣家や通行人に被害が及びます。気になる塀があれば、早めにご相談ください。

よくある質問(FAQ)

ブロック塀の高さは何メートルまで大丈夫ですか?

鉄筋の入ったコンクリートブロック塀は、地盤から2.2m以下が基準です(建築基準法施行令第62条の8)。れんが造や石造などの組積造は1.2m以下です。基準内でも、厚さや控え壁、基礎の条件を満たしている必要があります。

控え壁とは何ですか?

塀を支えるために、塀と垂直に設けられた短い壁のことです。鉄筋入りのブロック塀では、高さ1.2mを超える場合に、長さ3.4m以下ごとに塀の高さの5分の1以上突き出た控え壁が必要とされています。控え壁がない長くて高い塀は、地震や強風で倒れやすくなります。

傾いているブロック塀は補強できますか?

傾きがある場合、基礎や地盤に原因があることが多く、表面的な補強では解決しません。控え壁の増設で対応できるケースもありますが、基準を満たしていない塀では撤去のほうが確実です。現地を確認したうえでご提案します。

隣の家のブロック塀が危ないときはどうすればいいですか?

まずは所有者にお伝えください。直接言いにくい場合は、市町村の建築指導担当窓口に相談する方法もあります。他人の所有物を勝手に撤去することはできません。

ブロック塀の点検・撤去は藤信建業へご相談ください

市川市・船橋市・浦安市・松戸市・江戸川区周辺でブロック塀が気になる方は、地元で60余年の株式会社藤信建業にご相談ください。状態の確認から撤去、撤去後の新しいブロック塀やフェンスの設置まで自社施工で対応します。新設の際は正確な計測と材料の選定を行い、専門のスタッフが施工します。

株式会社藤信建業

  • 所在地:千葉県市川市新田3-18-9

  • 電話:047-370-2552(受付 10:00〜17:00)

  • 公式サイト:https://www.kk-toushin.jp/

▶関連記事:『市川市のブロック塀撤去|危険ブロック塀除却補助金の使い方と撤去費用の相場』


参考・出典